アトレティコマドリード応援会(東京支部)

Ole Ole Ole Cholo Simeone!! Atlético中心に♪サッカー・英語・映画・ビジネスニュース・レビュー他… written by min¡Costa:) #anímotiago

これだからシメオネサッカーはやめられない。守り切る???いや…トーレスにゴールを。

 

1月末の22節アウェー バルセロナ戦。

9人になりながらも大きく試合を崩さずに1-2で試合を終えた。

しかし敗戦以上に失ったものは多かった。

 

ゴディンとアウグストフェルナンデスの長期離脱。

フィリペルイスとフアンフランの出場停止。

公式戦4試合で勝利無しとなり首位バルセロナと実質勝ち点6を話されたということになる…

 

そして2月に入ってからピッチ外でのニュースが飛び交いました。

ジャクソンマルティネスの北京国安への電撃移籍。

シケイラのバレンシアへのレンタル。

 

さらにフェルナンドトーレスの今冬での移籍話。

アトレティコFIFAからの制裁で次の夏と冬に移籍が禁止されると言われている。(次の夏は延期となった)その影響でフェルナンドトーレスを手放すなら今しかないともいえる。

トーレスとシメオネは話し合いの場をもったとされ、腹を割って話したということだ。

記事ではトーレスが「僕はもう子供じゃない。自分の意見はきちんと自分で言える。」とあって、いやいやいやいやいや!!自ら子供って言ってるみたいで逆に不安にもなりましたが…なんとか一件落着したみたいです。

 

それでは、今回のエイバル戦振返っていきます。

 

カラスコ頼みの前半

 

GKはオブラク

守備ラインは右からヘススガメス、ヒメネス、サウール、リュカフェルナンデス

ダブルピボーテにガビ・コケ

右にトーマス、左にカラスコ

前線2枚がグリーズマンとコレア

という布陣。

 

急造の守備ラインに不安を残したまま今日を迎えてしまいましたが、やはり前半は動きが普段通りではありませんでした。

 

守備ラインそのものというよりは、守備から前線に至るまで全体的にバランスが悪く動きが固い状態が終始続きました。

 

チャンスはヘススガメスからの裏のパスに反応したグリーズマンのボレーくらいじゃなかったでしょうか???

そのくらい攻撃時にキープする場所が見当たらず、取ったボールもスムーズにつながらないことが多かった前半。

ここ数節、エイバルに関しても、良い状態とは言えず、ケコのコンディション低下がチームの調子に左右されている感がいなめませんでした。

 

そんな前半でしたが、カラスコはやはり別格…

攻守に渡っていまやアトレティコのキーマン。

攻撃に関しては、圧倒的な推進力を誇り、フィリペルイス不在の左サイドにおいて、コレアと共に相手の脅威となっていました。

スル―、ヒール、ドリブルでのカットイン、サイド際での競り合い。実に多彩なんです。シュートまで持ち込むこともできるので、その精度さえ磨けば世界でも数本の指に入るアタッカーになれるはず。これからも期待です。

 

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チームの真価とシメオネの願い

 

後半開始1分。

ヘススガメスのなんでもないパスから、サウールがミスを犯し、ケコに一点を献上してしまう。

この失点は非常に重かった。

22試合で10失点という堅守を誇るアトレティコにとって先制点を与えるという展開は苦手といってもいい。さらに、この試合まだ形という形を作れないまま後半を迎えていたこともあり、選手の頭にはゴールへのイメージが全く描けなかったのではないかと思います。

 

こういう試合は、セットプレーしか…

と…誰もが頭に描いた後半10分、コケのコーナーキックからホセ・マリア・ヒメネスの気持ちを前面に押し出したヘディング!

 

同点!

 

リベルトーレスとビエットがそれぞれトーマス、コレアに替わって入った数分後その交代二人が絡んで得たコーナーキックで今度は失点を許してしまったサウールの素晴らしいヘディングで見事に逆転!!

 

今季セットプレーの力を潜めていたアトレティコがここにきて真価を発揮。しかもゴディン抜きで。オリベルとビエットが加わり、ボールをキープする場所を確保していつものリズムを取り戻しつつあるアトレティコは残り16分でフェルナンドトーレスを投入する。

 

解説の野口さんからもあったように、トーレスの投入はシメオネの温情、優しさではないか??という推測は納得できる。

 

この展開で必要なのはまず守備を固めることではないか??

にもかかわらず、選手にまだ点を取りに行けというメッセージともとれるトーレス投入。

 

案の定、勝ってるのにも関わらず、非常にオープンな展開となった。

100ゴールを目前としているトーレスにも二回ゴールチャンスが現れたが、やはりものに出来ず。

 

しかし、この試合はチームの力がよりひとつになっていた。

メンバー変更。選手の移籍。試合展開。

そして…トーレス先輩に点を取らせたると。

シメオネの交代によるメッセージも正確には、守らなければいけない時間帯だということは重々分かってる。ただ、トーレスに点を取らせたい。取って欲しい。どうにかトーレスに取らせてあげてくれというものだったのではないか。ジャクソンマルティネスがチームにフィットしないまま移籍してしまったことに対しても、「私の失敗だ」とコメントしていることからも、トーレスに対しても同じように思っているに違いない。

 

ロスタイムに訪れたこの日訪れた三度目の正直。

ビエットからの折り返しを巧みにマークを外したトーレスが滑りながら合せてゴールとなった。

 

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残り15試合

現在2位のアトレティコは首位のバルセロナを上回り2年ぶりの優勝を実現することができるのか???

私はそれを本当にできると信じている。そしてわがままな自分の願いでもある。

ここまでアトレティコの試合を観れたのは今シーズン以外無いし、シメオネの退任も遠くない状況になってきている。

27日のベルナベウでのダービー

その次の節のソシエダ戦は現地で応援する予定だが、まずはそこまで走りぬいて欲しい。

チャンピオンズリーグの決勝トーナメントも始まればさらに忙しい日々が続くであるとは思いますが、耐え抜いてほしい。

未来を変えるのは現在しかない。

現在を必死に生きる!

私はアトレティコと共に生きたい。

 

 

 

 

                                                                                                                    @min¡Costa:)