アトレティコのためにこの旅の全てを捧ぐ
風邪明け、遅くまでの荷造り、そして最近の疲れ・悩みが原因なのか4時に起きてリーガ第25節アトレティコvsビジャレアル、2位と4位の好カードを観るつもりが起きれず…。午前中のフライトのため家を出なくてはならず録画を見直す時間もなくて断念。
今回、第26節・第27節のマドリードダービーと現在4連勝中のソシエダ戦を現地で観戦するというという人生のビッグイベントがあるにも関わらず、だ。
もちろん日本に帰国後録画で見ようと思うが、wifi環境下に入り次第、すぐにハイライトとゲームレビューを見て、今シーズンのアトレティコ全試合と重ね合わせながら試合を鮮明に想像したいと思う。
結果は見た。
今シーズンの1位2位の失点の少なさを誇る両チームにおいて0-0という結果には納得がいくが、とにかく、これでバルセロナとの勝ち点差は"8"
レアルマドリードがマラガと引き分け、3位にとどまったことは大して嬉しくもなく、問題にしていなかった。むしろいまのマラガに本拠地で勝つことは簡単ではない。マラガは内容と順位が直接比例しているわけではない。リーガは全体としてここにきて中だるみになるどころか下位チーム含めパフォーマンスが上がってきていることは、欧州カップ戦出場によりタイトスケジュールを強いられる上位陣にとってはリーガ後半戦にむけて非常に苦労することだろう。ソシエダもいい例で、第25節、CL一回戦、第26節の後に続く、アトレティコの対戦は好試合になるに違いない。
とはいえ、バルセロナが崩れるのはあまり予想できない。
アマチュアといえど、いちサッカー選手として恥を覚悟で言う。正直スアレスに故障して欲しいし、メッシの調子が落ちて欲しい。チームそのものが崩壊して欲しいと思っている。
全てはアトレティコに優勝して欲しいという想い。
今年の優勝は必須条件だと、シメオネ含めチームとして思ってるいるはず。
これは決して独りよがりな意見ではない。つまり私が運よく今年全試合を観られていて、言ったようにこれからダービーを含めた2試合を現地で観戦するからではない。
アトレティコは本気で2年ぶりの優勝を狙っている。でなければ、ジャクソンマルティネスを半年で売ることなんてしなかったと思う。
一見、この売却は将来の移籍市場における資金集めのためとされているようだが、主たる理由は他にあると感じる。19年ぶりの優勝をする前なら、まだジャクソンマルティネスがフィットする可能性を期待して残すこともあっただろうし、得意としているレンタルの可能性もおおいに考えられた。でも売った。シメオネが言っているジャクソンの失敗は自分の責任というはもちろん本音だが、この見切りの速さはほとんど見られることではない。
真の目標が優勝であるという表れ。
ネガティブに考えると焦りともいえる…シーズンのゴールに向けて必要なのは力を表現できる選手だけと考えたに違いない。
いつの時もアトレティコの移籍にはシメオネの想いが強烈に浮き出る。
主にそれは選手への期待だ。それがまたアトレティコという激しいシーズン過ごす選手たちにとってのガソリンにもなっているのだが。
今シーズンの在籍メンバーにおけるテーマは2つ。
・高基準の技術(優勝するための)
・若さ
今年は得点力不足の部分を除けばほぼパーフェクト。非常に高クオリティーだ。まさに優勝に欠かせないレベルを欲していると言える。
もう一つの若さについて言えば、ここからはシメオネの退任が見えてくる。
退団報道の噂は常に絶えないが、この若いメンバーの注入はシメオネの頭に退団という二文字がある。遠くない。
ヤニック・フェレイラ・カラスコ、ビエット、クラネビッテルの獲得。オリベル、ホセ=マリア・ヒメネスへの期待は、動物が自分の遺伝子を後世に伝え、繁栄を望むかのごとく、彼はこの古豪復活を退任によって終焉させるつもりはない。
そして、就任2度目の優勝を実現したいと考えているだろう。CL制覇も含め。
人はどんなどんな時に感動するか。
弱い者が強い者を打ち負かすから??
人はどうしてスポーツに熱狂するか。
卓越したプレーを見るから??終了間際の逆転劇に興奮するから??
ほんの具体例に過ぎないけど、たしかにこれはあると思う。
ではなぜアトレティコが好きなのか??
偶然じゃない。理由はなんだろう。
ピッチで戦う選手が自分の分身のように感じる。
感情移入。
なんでこの人たちはこんなにも頑張れるんだろう、走れるんだろう、負けないんだろう、謙虚で愚直なんだろう…
多分いまのところその辺りが自分の解釈。
今回の旅で、その真の理由が見つかるかもしれない。別に見つからなくてもいい。いつかはっきりしてくれればいい。
まずは文化や生活に触れ、スペインという国を感じながら、マドリードでの試合に向けて、心身共に最高のコンディションを作っていきたい。
自分自身四半世紀を迎える今年。
日本人の若者でありまだまだ未熟者が、何を感じどこまで考えることができるのか。
誰にも縛られず、自ら創ることができるこの2週間。
さあ、スペイン旅行の始まりだ。
@mi¡Costa:)