1週間戻って第27節。レアルソシエダ戦。 2週間のスペイン旅での報告を少しずつ…文字におこしていきます。
2016年3月1日 マドリード現地時間 21:00 一生涯忘れないであろう瞬間。
リーガエスパニョーラ2015-2016シーズン第27節。
日中トレドに観光へ行き、6時にはマドリードに戻り、洗濯を少々して、スタジアムへと向かう。
三日前の第26節のデルビ、Majadahondaでの練習見学、前日スタジアム練習での出待ち、ショップでのグッズ購入、カルデロンツアー参加、シメオネ超効果熟読と…最高の準備をして…
人生初のVicenteCalderón!!!!
1人でテンション最高潮。選手のアップを見るだけで鳥肌もの。
試合後すぐに文字にした試合の雑感をべったり張り付けることにします。
スタッツを以下に張り付けておきます。参考まで。
Realsociedad戦 ○3-0
前半10分OG
後半1分サウール・ニゲス
16分アントワン・グリーズマン(pk)
雑感
▷全体として
→問題ない戦い方。デルビでの巧者っぷりと同じく、問題ない試合運び。集中力をもったアトレティを打開できるチームは少ない。前後半の開始3分くらいは相手にもチャンスはあるが、それはバルセロナでさえそう。
→ただの堅守速攻のチームとは異なる。ボールを持つこともできるということ。でも横以下に出すパスはほとんどないと言っていいし、ジャン・オブラクがボールをつなごうとする場面もない。前線へのフィードや中盤からのクサビのパスにおいてミスが少ないわけではないが、最も大事なアタッキングサードでダイレクトプレーを織り交ぜた速いパスワークはヨーロッパでも屈指。相手にボールを奪うチャンスすら与えず、いつの間にか前線のいずれかの選手が前を向く状況を作り出す。
→カラスコの不在はチームに相当の打撃かと思われたが、全く問題なし。彼がいればさらにゴールへと近づくではあろうとは思うが。
→サポーターのトーレスへの愛。彼のファンサービスを見ていればそれがわかる気がした。この旅で好きになった選手の一人。
→取るべき時間帯に着実に点を取り、ソシエダにチャンスを与えない。大量得点での勝利は今季において大変価値があること。一昨シーズンなど、ジエゴコスタをはじめとしたストライカーがいた時期とは別格の幸福感。
→相手に押し込まれた時、割り切って自陣サードエリアを固める。その集中力と自信は相手に全く持ってチャンスを与えない。むしろリラックスしているように感じる。
→シメオネに対するファンの愛が物凄い。ファンの出て行って欲しくないという想いすら伝わった。
"Ole! Ole! Ole! Cholo Simeone!! Ole! Ole! Ole! Cholo Simeone!!"
→応援はとてもテンションがあがる。日本よりもさらにスタジアム全体が一体になる。
→応援歌とゴール後の挿入歌は感動する。
なんといってもAtléticoの讃美歌は必聴。
▷選手個々の所感
→フィリペ・ルイス… サイド際で何人かの選手と思わずオーレと言ってしまうプレーを披露する。足裏、ボールの置き所、体の向きとスピードの変化。特別なフェイント無しにあれだけ選手をいなせる選手はいない。
→ファンフラン・トーレス…もはや職人。左右の両サイドバックは世界最高峰。フィリペと同じく、巧みなドリブルのコース取りや深い切り替えしで相手をいなすことができる稀有な選手。特にゴールライン際でのボールさばきとプレー選択判断は圧巻。
→サウール・ニゲス…前半は消えていたが、後半開始直後のあのゴール。得点力を大事にしながら、成長していってほしい。偉大な選手となる素質がある。
→コケ…運動量をスタジアムで体感することができて幸せ。モダンさと創造性を融合したミッドフィルダーはアトレティコに欠かせない。
→オリベル・トーレス…練習の時と同じパフォーマンスを発揮できる選手。控えだがチームに欠かせない。そんな選手。
→アンヘル・コレア…常に勝負する。ボールを取られる印象を受けるし、あの時間帯だからこそ、相手にチャンスを与えることになる場合もあるが、より精度を高めることが出来れば、より恐い選手になれる。
→ホセ・マリア・ヒメネス…パスミスは何度か見られたが、ミスを恐れず挑戦し続けて欲しい。相手FWに入るロングボールの処理と、スピードを持った果敢なカバーリングは何度もチームを助けていた。
→アウグスト・フェルナンデス…テレビで感じられなかった要素を発見出来た選手の一人。ただ単にバランスを取れるだけではなく、センターライン付近でも、重心の駆け引きで相手をいなす技術と綺麗で強さがあるクサビのインサイドパスは、加入当初からスタメンを張っている理由が分かった。
→ゴディン…もはや安定性はレジェンドの域。CKからの得点は減少してきたので攻撃面でのインパクトは薄い。
→ルシアーノ・ビエット…ゴールの匂いはしないが、屈強なディフェンス相手でもしっかりと前線で起点になれる。Atleticoが強みとしている奪った後のダイレクトプレーは彼が関わっていることも多い。
※デルビ後の練習でのファンサービス。オリベルとは練習でも息の合ったプレーが散見された。
→ガビ…守備時のプレッシャーを実行する判断はチームを多いに助けている。また長短のパスを自在に振り分ける技術の高さはチアゴがいない今欠かすことが出来ない。
→アントワン・グリーズマン…もはや移籍の噂が絶えないが、ここにきてさらにパフォーマンスが上がってきている。全てにおいて高次元。得点パターンも豊富。
→ヤン・オブラク…冷静なボール処理はチームに安心感を与え続ける。ポゼッション時の判断もアトレティコの戦術を完全に理解している。
→オリベル・トーレス…デルビ後の控え選手のみの練習を見る限り、相当コンディションは良さそう。現在チームではこういう状況だが、貢献度がどんどん上がっていくはず。その時が来るまで我慢して欲しい。
※Sociedad
ジョナタス。体が大きくて柔らかい。応援したくなる選手。
※スタジアム内の壁画
大変雑ではありますが以上です。またスペイン旅行の報告をしていこうと思います。
¡Adiós!
@min¡Costa:)